短期間で取得を目指せる資格には何がある?

短期間の取得は、学習日数と受験までの日程で考えよう

 

「仕事が忙しいので、短い期間で資格を目指したい」「長く勉強を続けられるか不安」という人もいるでしょう。短期間で取得を目指せる候補はありますが、全員が同じ日数で取れるわけではありません。学ぶ内容をすでに知っている人と、初めて触れる人では、必要な準備が変わります。

短期間の取得を考えるときは、勉強する時間と、受験・修了までの日程を分けて確認しましょう。学習を早く終えられても、試験が数か月先なら、その間に取得することはできません。反対に、講習の時間が決まっているものでも、予約や修了条件を満たす必要があります。期間の短さだけで選ばず、自分が使う内容かも考えてみてください。

 

短期間で目指す方法は、大きく二つある

 

一つは、基礎的な内容の試験を、自分の知識に合わせて準備する方法です。入門級の検定や、普段使っているソフトの操作試験などが候補になります。もう一つは、所定の講習を受け、修了や検定合格などの条件を満たす方法です。学習の進め方と取得の仕組みが違うため、同じものとして比べないことが大切です。

試験型は、自分で学習を進め、合格に必要な力を問題で確かめます。講習型は、開催日や受講対象、出席や評価などの条件を確認します。「講習を受ければ何もせず取得できる」と考えず、学ぶ内容と求められる参加の仕方を見ておきましょう。修了証と資格の認定証が別になっている場合もあります。

 

目指し方 期間を左右するもの 先に確認する点
試験に合格する 今の知識・練習量・試験日 出題範囲と予約できる日
講習を修了する 講習時間・開催日・修了条件 受講対象と必要な参加
講習と検定を受ける 実技の練習・評価・認定の条件 修了証と認定証の違い

 

簿記初級|会社のお金の基礎から学びたい人に

 

日商簿記初級は、基本用語や取引を記録する仕組みを学ぶ入門の検定です。最初から簿記3級の範囲に取り組むより、基礎から確かめたい人の候補になります。学習する範囲を具体的に見て、一日に取り組む単元を決めると、準備の見通しを立てやすくなります。

基本の検定でも、仕訳などを自分で考える練習が必要です。読んで理解したつもりでも、問題で迷うなら復習に時間を使いましょう。試験は認定されたネット試験会場で受けます。会場によって実施日が決まるため、勉強の予定と予約できる日時を合わせて考えます。

 

MOS|使い慣れたソフトなら準備を絞りやすい

 

WordやExcelを日常的に使っている人は、MOSの対象範囲を見て、未経験の操作を中心に練習する方法があります。すでにできることと、覚える必要があることを分けられれば、学習を効率よく進めやすくなります。最初は使う機会が多い一科目に絞ると、準備する内容も整理できます。

パソコン初心者が、経験者と同じ期間で合格できるとは限りません。入力や保存に慣れる時間、試験範囲の操作を覚える時間を見込む必要があります。教材とソフトのバージョンを合わせ、画面を見ながら自分で操作できるかを確かめましょう。試験会場や実施日も合わせて確認します。

 

マナーの基礎を扱う検定|経験と結びつけて学べる

 

秘書検定3級やサービス接遇検定3級は、仕事でのマナーや応対などを基礎から学ぶ候補です。接客や事務の経験がある人は、問題の場面を想像しやすい場合があります。普段の経験と検定の考え方を照らし合わせることで、学ぶ内容を具体的に理解できます。

経験があるから勉強しなくてもよいわけではありません。出題される用語や、場面に応じた対応の理由を確かめることが必要です。従来型の試験とCBTなどで受け方が分かれる場合は、希望する方式の範囲と日程を確認します。短い期間を目標にするほど、申し込み前に試験の形式を知っておくと進めやすくなります。

 

食品衛生責任者の養成講習|飲食に関わる目的がある人に

 

飲食や食品に関わる仕事を考える人には、食品衛生責任者の養成講習が候補になります。食品衛生の知識などを学ぶ講習で、調理師免許とは異なります。地域の実施機関や受講条件を確かめて申し込みます。会場型のほか、地域によってはeラーニングで受講する方式もあります。

たとえば東京都食品衛生協会のeラーニング講習では、標準学習時間は合計約6時間と案内されています。これは学習時間の目安で、申し込んだ当日にすべての手続きが終わるという意味ではありません。受講できる期間、確認テスト、本人確認、修了証の交付など、実施機関の条件を見て予定を立てましょう。

 

赤十字の救急法基礎講習|短い講習で手当の基礎を学ぶ

 

日本赤十字社の救急法基礎講習では、心肺蘇生やAEDなど、一次救命処置の基礎を学びます。受講対象は満15歳以上で、標準の講習時間は4時間です。検定や休憩などを含めた実際の所要時間と開催日は、受講する支部の案内を確認する必要があります。

全課程の修了による受講証と、検定合格による認定証は区別されています。短い講習でも実技を含み、参加すれば必ず認定されるというものではありません。取得期間の短さだけでなく、学んだ技能を身につけたいかを考えて選びましょう。認定の有効期間なども確認しておくと、取得後の見通しを持てます。

 

「勉強時間」と「取得できる日」は同じではない

 

必要な知識を数週間で学べても、申し込みが締め切られていたり、希望する会場に空きがなかったりすれば、受験は先になります。合否の発表や証明書の交付に時間がかかる試験もあります。仕事への応募などで期限がある人は、何をいつまでに提出する必要があるかも確かめてください。

短期間で目指すときこそ、申込日、試験・講習日、結果発表、証明書の交付を一つの予定に並べるとわかりやすくなります。受験日だけを先に決めず、問題を解いて準備の進み具合も見ましょう。受かるための練習が足りない場合は、日程を見直す余地を残しておくと、無理な詰め込みを減らせます。

 

短さだけで選ばず、使いたい内容を一つ決める

 

短期間で取得を目指せる候補には、入門の検定、経験を活かして準備できる操作試験、所定の時間で学ぶ講習などがあります。自分の知識や予定に合うものを選び、受験・修了の条件まで確認して初めて、現実的な計画になります。最初は候補を一つに絞り、必要な練習から進めてみましょう。

短い期間でも、学んだことを自分で使えるようにすることが大切です。仕事の基礎を知りたいのか、操作を身につけたいのか、講習で実技を学びたいのかを考えてください。必要な内容に時間を使う選び方が、取得した後にも役立つ資格学習につながります。

 

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